その3 天気と場所と時間と色の温度??
写真とか少し勉強すると、色温度という表現が出て来ます。

例えば、
「天気快晴で順光だと色温が高く、コントラストくっきりで風景に良い」
とか、
「部屋の中での照明だと色温が低く暖かい色合いで人の顔なんか落ち着いて映る」
とかです

色温度にはK(ケルビン)という単位が使われていて、2000以下の赤色から、高いと最高12000〜18000ケルビンまで計れるそうです。
我孫子がイメージするのは、中学なんかの理科の実験で使ったガスバーナーの炎で、根元の中心が明るいオレンジで外側が青色で、実際の温度が外側の方が高熱なんだと教えて貰った時のイメージです。前回の可視光線の長波長から順番に外側に短波長を分布させた炎のイメージです。

時間と色温度の変化を代表的な4種類で、考えてみましょう。
1.日の出前、日没後
太陽の光は地面の上を直接届いておらず、空に反射して波長の短い光が選択されて色温の高い青い光が拡散光として見える状態です。
 
2.日の出直後、夕暮れ
太陽の光が低い角度で地面に届いているので、長波長で色温の低い赤い光が、頑張って届いている状態です。
3.日中の太陽光はバランスOK
日中で曇りもない晴天は、短い波長も長い波長も均一に届いて白色光でバランスの良い状態です。
4.日中の日陰は青い色に見える
太陽光線が直接届かない日陰は、空の雲などの拡散光を受けているので、反射し易い短波長の青い光が比較的多い状態です。我々がタナゴを釣り上げた時、手の平の中で緑色や青色に虹色変化するのは、日光と手の影の微妙な変化も影響しているのでしょう。

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